公開レター:国会議員 山本幸三氏に対する抗議

去る2017年11月23日の山本幸三議員の発言に対するアフリカンキッズクラブのユースメンバーからの公開レターを以下の通り公表します。


公開レター

自民党衆議院議員 山本幸三様

2017年11月23日、北九州市で開かれた三原朝彦議員のセミナーでのあいさつで、「ついていけないのが(三原氏の)アフリカ好きでありまして」「何であんな黒いのが好きなんだ」と述べたと報道されました。その後、「表現が誤解を招くようであれば撤回したい」と弁解されました。私たちはこうした発言に深く落胆し、強く抗議します。

「アフリカンキッズクラブ」(運営団体:NPO 法人アフリカ日本協議会)は、アフリカにルーツをもつ子どもたちがつながり、交流する活動をしています。私たちの親(一方か両親とも)はアフリカ諸国の出身です。私たちにとってアフリカの国も母国であり、そのことを誇りに思っています。山本議員の「なんであんな黒いのが好きなんだ」という言い方は、どう考えても差別的で、蔑(さげす)んでいるようにしか聞こえません。釈明で使った「暗黒大陸」という文脈での「黒い」という言葉が、植民地支配や搾取の歴史の苦悩を意味しているということは、若い私たちでも理解しています。

弁解についても「誤解を招くようであれば」と、あくまで受け身的な姿勢で反省していない言葉です。政治家である以上、言葉のもつ力とその重みは理解していらっしゃると思います。そして自らのあやまちと正面から向き合うことが必要だと思います。このような発言を国会議員で、大臣経験者でもある方がされることは、アフリカ諸国をはじめ、国際的に信用をなくすことにつながるでしょう。私たちは、すべての人・文化・社会を同等に尊敬し、対等に向き合うことが大切だと思います。

山本議員が、自らの発言を反省し、私たちアフリカにルーツをもつ人間、アフリカ系の人々、さらには差別と真っ向から向き合い反対する勇気をもつすべての人に対して真摯に謝罪するよう求めます。人は常にあやまちから学べるということを子どもたちに示してください。私たちのこの思いに対し、お返事をいただくか、面会の機会をいただけますようお願いします。

NPO 法人アフリカ日本協議会・アフリカンキッズクラブ
賛同者:エバデ・ダン愛琳 (東京都、大学4年)、津山マトム家野(東京都、ギャップイヤー)、田村ブライトマンフレッド(千葉県、高校2年)、田村イニシアマンフレッド(千葉県、中学3年)、ジャ アイダ ヨウコ(千葉県、中学3年)、周郷オサエド大志(東京都、中学3年)、津山ネオフリーダム(東京都、社会人)、トラオレ ダウダー真(埼玉県、小学3年)、長嶺アブバカールナディア(東京都、小学2年)、麻生令(埼玉県、小学5年)、ワーオグ アマラ(東京都、小学3年)、藤井サウダ(東京都、高校1年)、藤井イーサ(東京都、小学5年)、山林エム ルーク(ウガンダ、小学3年)、早川まあや(ケニア、テレビ局K24 プレゼンター)、田村ローズマンフレッド(千葉県、小学2年)、木村志布(神奈川県、ファッションブロガー)、ソゴバ華羽(埼玉県、小学2年)、ロンゴ ニャンギ(栃木県、大学4年)、原田莉々文(神奈川県、小学5年)、古閑碧(南アフリカ、大学1年)、ヨンズィ オーガスティン樹寿直(東京都、中学3年)、植田由希(東京都、大学3年)、川辺天馬(大阪府、中学1年)、川辺愛音(大阪府、小学5年)、エバデ・ダン ジェフリー宇意(岐阜県、大学2年)、エバデ・ダン ラリー アイケー(長野県、高校2年)、熊谷朱晏(愛知県、小学4年)、アリンゼ苺来(愛知県、小学3年)、アリンゼしあら(愛知県、小学1年)、オゼメナ チオマあいり(愛知県、大学3年)、オゼメナ カムスィ(愛知県、小学5年)、大池英麻(広島県、中学3年)、大池常(広島県、中学3年)、ビングル ラーナ(東京都、小学2年)、マリコ コウゴ ングワ(東京都、会社員)、キニュア レイバン キィティンジ(埼玉県、大学院生)、ジョセフエグベ ディックジュニア(埼玉県、社会人)、 飯塚ジュディー(東京都、高校1年)、 田中ディバニサアンジェラ(熊本県、ギャップイヤー)、田中インベレーラウタ(熊本県、中学1年)、田中ネリィアタナジオ(熊本県、小学6年)

>>> 公開レター本紙PDFはこちら
>>> Open Letter to Mr. Kozo YAMAMOTO


アフリカンキッズクラブユースのメディア掲載

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