グローバルフェスタJAPAN2017では、アフリカンキッズクラブの企画として、アフリカ文化の紹介と体験ができます。今回新しく“ヘナ/henna”アートの体験コーナーを設けました。
アフリカンデザインのヘナアートでアフリカを体験してみましょう。
アフリカオリジナルデザインのヘナアート
ヘナは髪を染めるもの、という印象がありますが、アフリカではヘナで足や手を染める(タトゥー)のが一般的です。
アフリカのヘナアートデザインは、インドのペイズリーや曼荼羅、中東の花柄モチーフとは違い、シンプルで幾何学的なもの、抽象的なものが多いです。いわゆるアフリカンパターンといわれるものです。
そのなかで、今回選んだのは5つのデザインです。
左から3つはAdinkra/アディンクラデザインと呼ばれるもので、現在のガーナのクマシを中心とするアシャンティ王国の“アシャンティ文化”で概念や格言を表すシンボルとして使われているものです。
1,GEY NYAME
ガーナで最も人気がありよく使われるデザインです。“髪のご加護”を表しています。アシャンティの人々の宗教的な概念を表現したものです。
2,FUNTUNFUNEFU DENKYEMFUNEFU
ワニが合体したものです。同じ胃袋を共有していることから、民主主義と統一の象徴とされています。
3,DENYEM
ワニがモチーフとなっています。ワニは水中に生息しますが陸上でも呼吸ができることから、状況に適応する/順応することを表しています。
4,Baobab(バオバブ)
バオバブをアフリカンパターンでデザインしたものです。バオバブはアフリカ各地にあるアフリカを代表する木です。セネガルでは国の木として国章にも描かれています。バオバブは未や葉、樹皮、すべてが利用でき、人々の暮らしに様々な恩恵を与えてくれることから、神聖な木として神木になっているところもあります。
5,Costus spectabilis(コスタス スぺクタビリス)
ナイジェイリアの国花“Costus spectabilis”(コスタス スぺクタビリス)をモチーフにしたデザインです。国章にも描かれています。
ヘナアートのやり方と取り扱い
肌に直接デザインを描いていきます。ヘナが乾燥するまで30分~1時間かかります。時間がたつほうが色付きはよくなります。描いた部分の肌が染まることでタゥーのようになります。
ヘナが乾燥すると、泥パックのようにはがれてきます。描きたてはオレンジ色をしていますが、1~2日たつと、だんだん茶色っぽくなり濃く見えるようになります。
ヘナをした後の注意
お風呂は2~3時間たってから。
ヘナは30~1時間ではがれて、その後の色がついています。時間を置くほど長持ちします。
いつまでもつの?
個人差はありますが、翌日には少し濃くなり、1~2週間で消えます。
アレルギーの心配は?
ヘナは天然植物の素材を使っていますが、ごくまれにアレルギー反応を起こす人がいます。かゆくなったら幹部を冷やすなどしましょう。かゆみがおさまらない場合は、すぐに医師に相談してください。